2014年02月01日
“ ホンモノ ” は難しい
『 文化財 』 って言うと、
伝統的な材料を使って、
伝統的な手法でつくられた重々しいもの
みたいな感じがするんですけど、
( 事実、社寺建築が文化財だった時代はそのとおりだったらしいけど )
住宅や産業的な建築が文化財として認められるようになってから、
「 その時代を反映している 」 ものであれば、
『 文化財 』 として扱われるようになってきのだそうです。
和歌山県内では有名な、海南市の温山荘。
機械用ベルトで財を成した新田長次郎の別荘で、
『 登録文化財 』 です。
この庭の池の縁に使われている石 ( に見える物 ) は、

モルタルで作られた擬石です。
数寄屋風の本館で天井に使われている板は、

ベニヤ板です。
“ ホンモノ ” でないことは良くないと思っている私としては、
色々と考えてしまうことがありますが、
時代背景から、
工業的にモノをつくり出すことに挑戦していた時期を
良く反映しているということで
『 文化財 』 的価値があるのだそうです。
そう説明されたら、なるほどそれはそうだろうと納得します。
同じ建物の24畳の広間に敷かれている畳。

これは、本当に “ ホンモノ ” で、
高級な畳表と、
手縫いの畳床を作る技術が継承されていないために、
今同じものを作ろうとすると、
1枚50万円くらいになってしまうのだそうです。
これも大変な問題です。
ヘリテージマネージャー講習会、
実地研修で知ったことでした。
伝統的な材料を使って、
伝統的な手法でつくられた重々しいもの
みたいな感じがするんですけど、
( 事実、社寺建築が文化財だった時代はそのとおりだったらしいけど )
住宅や産業的な建築が文化財として認められるようになってから、
「 その時代を反映している 」 ものであれば、
『 文化財 』 として扱われるようになってきのだそうです。
和歌山県内では有名な、海南市の温山荘。
機械用ベルトで財を成した新田長次郎の別荘で、
『 登録文化財 』 です。
この庭の池の縁に使われている石 ( に見える物 ) は、

モルタルで作られた擬石です。
数寄屋風の本館で天井に使われている板は、

ベニヤ板です。
“ ホンモノ ” でないことは良くないと思っている私としては、
色々と考えてしまうことがありますが、
時代背景から、
工業的にモノをつくり出すことに挑戦していた時期を
良く反映しているということで
『 文化財 』 的価値があるのだそうです。
そう説明されたら、なるほどそれはそうだろうと納得します。
同じ建物の24畳の広間に敷かれている畳。

これは、本当に “ ホンモノ ” で、
高級な畳表と、
手縫いの畳床を作る技術が継承されていないために、
今同じものを作ろうとすると、
1枚50万円くらいになってしまうのだそうです。
これも大変な問題です。
ヘリテージマネージャー講習会、
実地研修で知ったことでした。
Posted by CAOS at 23:34│Comments(0)
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