2019年09月18日
良い建物に触れる・空気に触れる
大正期、
大金持ちの息子で、優秀な建築家が、
家の財力で、京都山崎に山を買って
実験住宅を5棟建てました。
そのうち、1棟が令和の今も残っています。
ホントに優秀な人だったようで、
この実験住宅の成果を
なぜ今の時代になっても生かせていないのかと不思議です。
毎月開催している
有田設計事務所協会の勉強会。
今月は、この実験住宅を見学しました。
天下分け目の天王山。
大阪府と京都府の境にありますが、
この小さな谷川で分かれています。



そのすぐ近くの天ぷら屋さん。

お昼をいただきながら、
「 この建物は、築120年でしたか。 」
と、お店の女性に尋ねると、
何をそんな短いことをっていう感じで笑われました。
「 150年になります。 」
この辺りは時間の感じが違います。
公開されている実験住宅 『 聴竹居 』


室内の写真は、
インターネットに公開しない旨の誓約書を提出しているので
出せませんが、
大正期に、これだけ快適に暮らす知恵がほとんど完成している
と言ってしまっても良いような建物です。
家を建てる人は、おかしな住宅雑誌を買うよりも、
ここを1度見学する方が、
ずっと有効に、永く気持ちよく暮らせる家が建てられる。
私はそう思っています。
『 聴竹居 』 から、徒歩数分の距離に、
もう一つ見ておきたい建物があります。

こちらも大正期から昭和初期の山荘。
これに、超有名建築家が近代的な施設を増設したことで
話題になった建物です。
広すぎて良く解りませんが、
このトンネルをくぐる辺りから敷地だと思います。

ここを超えたら、人間は食べ物を口にすると豚になります。

なかなか良い建物で、
気持ちがゆっくりして、時間もゆっくり流れ出すから不思議。
2件とも私は2度目でしたが、
久しぶりに訪ねて、
私は今とても良い気持ちです。
大金持ちの息子で、優秀な建築家が、
家の財力で、京都山崎に山を買って
実験住宅を5棟建てました。
そのうち、1棟が令和の今も残っています。
ホントに優秀な人だったようで、
この実験住宅の成果を
なぜ今の時代になっても生かせていないのかと不思議です。
毎月開催している
有田設計事務所協会の勉強会。
今月は、この実験住宅を見学しました。
天下分け目の天王山。
大阪府と京都府の境にありますが、
この小さな谷川で分かれています。



そのすぐ近くの天ぷら屋さん。

お昼をいただきながら、
「 この建物は、築120年でしたか。 」
と、お店の女性に尋ねると、
何をそんな短いことをっていう感じで笑われました。
「 150年になります。 」
この辺りは時間の感じが違います。
公開されている実験住宅 『 聴竹居 』


室内の写真は、
インターネットに公開しない旨の誓約書を提出しているので
出せませんが、
大正期に、これだけ快適に暮らす知恵がほとんど完成している
と言ってしまっても良いような建物です。
家を建てる人は、おかしな住宅雑誌を買うよりも、
ここを1度見学する方が、
ずっと有効に、永く気持ちよく暮らせる家が建てられる。
私はそう思っています。
『 聴竹居 』 から、徒歩数分の距離に、
もう一つ見ておきたい建物があります。

こちらも大正期から昭和初期の山荘。
これに、超有名建築家が近代的な施設を増設したことで
話題になった建物です。
広すぎて良く解りませんが、
このトンネルをくぐる辺りから敷地だと思います。

ここを超えたら、人間は食べ物を口にすると豚になります。

なかなか良い建物で、
気持ちがゆっくりして、時間もゆっくり流れ出すから不思議。
2件とも私は2度目でしたが、
久しぶりに訪ねて、
私は今とても良い気持ちです。
2019年09月15日
木を活かす建物
尾鷲では、1週間に10日雨が降る
と聞いていたけど、今日は快晴でした。

三重県立熊野古道センター


1度見ておきたかったけど、
いつでも行けると思っていると、なかなか機会がないもので。
熊野古道の世界遺産登録15周年事業の1つで、
熊野古道センターを設計した広谷さんが講演される機会に
見に行きました。
古来の技術と、最新の技術を組み合わせて、
木の建物を上手につくられています。
風景との折り合いの付け方も
とても気持ち良くまとめられていました。
ヒノキ材をそのまま外壁仕上材として使っているので、
どうしても黒ずんできます。
2年ほど前に、1度洗いをかけているそうですが、
黒ずむことを嫌って対策し続けるか、
黒ずむことを受け入れて味わいにするか。
ここでも課題のようです。

と聞いていたけど、今日は快晴でした。

三重県立熊野古道センター


1度見ておきたかったけど、
いつでも行けると思っていると、なかなか機会がないもので。
熊野古道の世界遺産登録15周年事業の1つで、
熊野古道センターを設計した広谷さんが講演される機会に
見に行きました。
古来の技術と、最新の技術を組み合わせて、
木の建物を上手につくられています。
風景との折り合いの付け方も
とても気持ち良くまとめられていました。
ヒノキ材をそのまま外壁仕上材として使っているので、
どうしても黒ずんできます。
2年ほど前に、1度洗いをかけているそうですが、
黒ずむことを嫌って対策し続けるか、
黒ずむことを受け入れて味わいにするか。
ここでも課題のようです。

2019年09月15日
明恵を偲んで
郷土の高僧 明恵上人を偲んで名付けられた
『 月を愛でる会 』
月の歌人とも呼ばれたことに因んでこの名前になりました。

毎年、中秋の名月に近い日を選んで
イベントを開催しますが、15回目の今年は14日でした。

歌って、

明恵研究の第一人者( かどうかは知らんけど )、
川岸大先生の講義、

そして、
日本で初めてお茶の栽培をしたのも明恵上人ということで、
茶道教室の皆さんのお接待もあります。

どういうわけか高齢化が激しいのは、
私が参加するどの会でも深刻な問題ですが、
『 月を愛でる会 』 が、一番深刻かも知れません。
郷土の誇り。
大切に語り継いでいかないと!
明恵ばりに樹上座禅の図。

『 月を愛でる会 』
月の歌人とも呼ばれたことに因んでこの名前になりました。

毎年、中秋の名月に近い日を選んで
イベントを開催しますが、15回目の今年は14日でした。

歌って、

明恵研究の第一人者( かどうかは知らんけど )、
川岸大先生の講義、

そして、
日本で初めてお茶の栽培をしたのも明恵上人ということで、
茶道教室の皆さんのお接待もあります。

どういうわけか高齢化が激しいのは、
私が参加するどの会でも深刻な問題ですが、
『 月を愛でる会 』 が、一番深刻かも知れません。
郷土の誇り。
大切に語り継いでいかないと!
明恵ばりに樹上座禅の図。

2019年09月05日
音楽に立ち向かう ・・・えっ?
苦手だった科目は英語だけではありません。
音楽も・・・。
今月の 『 豆の会 』 、
声楽家の米山茉莉子さんに音楽のご講義をお願いしました。

お祖父様が、まえの東京オリンピックと札幌オリンピックで、
国歌斉唱の指揮をされたという音楽一家です。
前半は座学、

西洋音楽の歴史のお話は、
私にもなんとか入れる分野です。
「声を出してみましょう!」
っていう感じになると・・・。

ねぇ・・・。
最後は、
立ち上がってシッカリ歌う。

海南市民交流センターを借りての開催だったので、
舞台上、写真では客席を背にしていますが、
この後、客席に向かって歌いました。
こちらから無理にお願いして実現した会なので、
苦手だ、下手だって言うのは申し訳ないけど、
って言うか、音楽が苦手なのでお願いしたわけで・・・。
習った舌の使い方を頭の中で考えているうちに、
ドンドン曲が進んでしまっている感じです。
音楽って難しい・・・。
そして、プロってスゴイ!
音楽も・・・。
今月の 『 豆の会 』 、
声楽家の米山茉莉子さんに音楽のご講義をお願いしました。

お祖父様が、まえの東京オリンピックと札幌オリンピックで、
国歌斉唱の指揮をされたという音楽一家です。
前半は座学、

西洋音楽の歴史のお話は、
私にもなんとか入れる分野です。
「声を出してみましょう!」
っていう感じになると・・・。

ねぇ・・・。
最後は、
立ち上がってシッカリ歌う。

海南市民交流センターを借りての開催だったので、
舞台上、写真では客席を背にしていますが、
この後、客席に向かって歌いました。
こちらから無理にお願いして実現した会なので、
苦手だ、下手だって言うのは申し訳ないけど、
って言うか、音楽が苦手なのでお願いしたわけで・・・。
習った舌の使い方を頭の中で考えているうちに、
ドンドン曲が進んでしまっている感じです。
音楽って難しい・・・。
そして、プロってスゴイ!
2019年09月03日
見られる間に見ておかないと!
30数年前、大阪天満宮のすぐ近くの
デザイン事務所に勤めていました。

天神祭で龍の踊り ( 正式な名前を知りません ) を
すごい迫力で、
まるで龍が乗り移ったように舞うおじさんがいて、
天神祭 = 龍の踊りのおじさん
だったので、
実家に戻ってからもあの踊りが見たくて、
奥さんを連れて天神祭に出かけたこともあります。
以来、テレビで天神祭の話題を観ると
「 あのおじさん元気にしてるかな。 」
が、我が家の会話になっています。
で、さっき。
エレベーターの打合せで
メーカーの担当者さんに来てもらいました。
漢字の読みが珍しかったので、
ご出身を尋ねたら、大阪天満宮のすぐ近くで、
天神祭はお神輿の担ぎ手で参加していると言う。
龍の踊りのおじさんのことを尋ねたら、
もうギリギリな状態で、
この先どうか。という感じのお話でした。
ご存命がうれしかったけど・・・。
ぜひ来年見に行かないと!
デザイン事務所に勤めていました。

天神祭で龍の踊り ( 正式な名前を知りません ) を
すごい迫力で、
まるで龍が乗り移ったように舞うおじさんがいて、
天神祭 = 龍の踊りのおじさん
だったので、
実家に戻ってからもあの踊りが見たくて、
奥さんを連れて天神祭に出かけたこともあります。
以来、テレビで天神祭の話題を観ると
「 あのおじさん元気にしてるかな。 」
が、我が家の会話になっています。
で、さっき。
エレベーターの打合せで
メーカーの担当者さんに来てもらいました。
漢字の読みが珍しかったので、
ご出身を尋ねたら、大阪天満宮のすぐ近くで、
天神祭はお神輿の担ぎ手で参加していると言う。
龍の踊りのおじさんのことを尋ねたら、
もうギリギリな状態で、
この先どうか。という感じのお話でした。
ご存命がうれしかったけど・・・。
ぜひ来年見に行かないと!