2014年03月30日
命は命なので!
直近の例ですが、
打ち合わせの当初から
クライアントが飼っているデッカイ犬に近づけなくて、
建物の引き渡しが済んだ今も、
一定の距離を保ったままです。
この仕事をしていて最も困ることの1つです。
50のオッサンが 「 犬怖いんです 」
って、言いにくいじゃないですか!
ただ、誤解されたくないのでしっかりと主張しておきます。
「 私は、決して動物が嫌いなわけではない! 」
今月の 『 茅の会 』 。
愛玩動物飼育管理士の
吉田文子さんのお話でした。
もちろん、
動物のことをとても大切に考えられている方だと思いますが、
人間と動物との関係を
冷静に考えられている人だと感じました。
お話を伺っていると、
本気で動物のことを大切にする活動をしている人達は
みんな冷静なのだろうと思いました。
ヒステリックに 「 動物の命は大切だ! 」
って言うことだけを主張していたら
人間とのバランスがとれなくなるので。
お話の中でも、
飼い主の余命と、動物の寿命とを考えないと
動物の方が長生きしてしまうと
飼い主がいなくなること。
飼うことが出来る動物の数。
など、
「 正しく考える人は、
細かく問題点を想定して気持ちをコントロールしている 」
ことを知りました。
なんでもかんでも、“ 動物の命は大切 ” って突き進むよりも
将来のことや、家族の事情などを考えた上で
飼い方や動物とのかかわり方を考えるのが、
一番彼らの命を大切にすることになると思うので!
2014年03月26日
“ 下地 ” がシッカリしている感じ
と思った人がいました。
村上水軍の拠点よりは
ちょっと西にずれるけど瀬戸内の島の出身で、
苗字が “ 野島 ” と、
村上水軍の本家 “ 能島 ” と読みが同じなんですね。
( 昔は、読みが同じなら
どの漢字を使ったかなんてあてにならないから )
もう何十年も会っていない人です。
もし村上水軍の末裔だったら面白い!
という希望が優先しただけの話ですけど。
瀬戸内最強の 『 海賊 』 と聞いて、
『 村上水軍 』 は、
ずっとずっとまえからファン (?) でした。
この小説を知ったときから読みたかったのですが、

本の中でも小説を買うのは
奥さんの経費チェックが厳しいので、
図書館の順番待ちで今になりました。
( 小説は2度読まないから買うのは勿体ないという理由で )
面白いお話ですね。
動きがあって、
展開が早くて、
胸キュンもあって、
意外性もある。
何よりも、史実をキチンと押さえて説明しているのが
ご都合主義の展開がない理由だと思うのですが、
余計なことに気を紛らわされずに読めて
良かったんじゃないでしょうか。
関係ないけど、
このヒト、太田城の水攻めが好きですよね。
・ ・ ・ きっと!
『 のぼうの城 』 を読んだときにも感じたんですけど!
2014年03月21日
春のお彼岸に 『 秋日和 』
もう19になっていたか、
( とにかくずっとずっと・ずっと昔ですが ・ ・ ・ )
まだ千里にあった頃の国立国際美術館で、
東山魁夷をみました。
日本画は、
それまでにあまり沢山は知らなかったのですが、
見せ方の演出も上手くて
「 日本画っていうのは
迫力のあるもんやなぁ! 」
というよなことを感じました。
小津安二郎の 『 秋日和 』

1960年というから随分古い映画ですが、
東山魁夷が
「 構図の端正、厳格な点と美しい色の世界にひかれる 」
と語っている。
というのを読んだので、
それでは1度観ておきましょう。
・ ・ ・ と、思ったのでありんす。
( 打ち間違って花魁みたいになってしまった。
面白いからそのままにしておこう! )
昨日手元に届いて、
昨夜遅くに観ました。
( 観終わった頃には、“ 朝早く ” くらいの時間になっていたけど )
そんな風に意識して観るからかも知れませんが、
確かに構図は、
1つ1つがビシッ ・ ビシッと決まっている感じで
とてもキレイで緊張感
( 良い意味で=決して堅苦しいという意味ではない! )
があります。
私は建築でも “ この手の ” 緊張感があるのが好きですが、
この画面のつくり方は本当に上手いと思いました。
色も確かに美しいと思いますが、
「 東山魁夷は、この場面の色遣いを言っているんだろうか?
これだろうか? 」
と私が意識しすぎて、そのことに疲れてしまった ・ ・ ・ 。
全体に東山魁夷っぽい色だったような気もするし!
ストーリーと言うか、映画の内容は、
「 そうそう!
昔の映画ってこんな感じですよね! 」
っていう感じですが、
やっぱりカメラの位置が低い!
座卓の裏が見えそうなくらい低い!
ここまで低くなければいけないのかどうかは
私には解りませんが、
この低さだから、構図がビシッと決まっているような気はします。
2014年03月20日
6秒
F1だったら ・ ・ ・
春休みで息子が帰って来ていますが、
そろそろ向こうに戻ると言うので、
こちらに居るあいだに
面倒臭いこはやっておいてもらおうと!
先週は、
家のテレビアンテナを新しくして、
ついでに配線も新しく引き直しました。
( 古い家は、
壁の中に配線が入ってしまっていないので、
その辺は自由自在です。 )
随分前から
雨や強風でテレビの映りが悪くなって、
イライラしていましたが、
とても良くなりました。
もう1つ気になっていたのが、
私のクルマのタイヤ。
ローテーションしないといけないと思っていたのですが、
自分でするのが面倒で ・ ・ ・ 。
「 これもやってもらおう! 」

ということで、
今日、2時間ほどかけてしてもらいました。
F1なみに6秒くらいで出来たら
自分でするのだけれど ・ ・ ・ 。
2014年03月15日
“ 男の勲章 ” ってか!
なんてことを考えたこともあります ・ ・ ・ 。
多分、もう手遅れ!
40年の功績を認められたそうですが、
知り合いが勲章をもらったお祝いの会でした。

平服で行ったら、
みんなキチンとした服装だったので
慌てて着替えに帰ってネクタイをしましたが、
急激に太った私にはジャケットがない ・ ・ ・ 。
この際仕方ないからキッツキツのブレザー来ましたヨ。
カッコ悪いの我慢してなんとか無事に終えましたが、
欲しいなぁ ・ ・ ・ ・。
勲章 ・ ・ ・ 。
因みに、
ご本人から聞いた話では
天皇陛下ら直接渡されるわけではないらしいです。
2014年03月13日
むかし ・ むかし あるところに
本当の姿が見えないことってあるんですよね。
2万年くらい前、
旧石器時代の後半だそうですけども、
氷河期で、海面は今より100mほど低くて、
瀬戸内海は陸。
紀伊水道も日高川の辺りから北は陸だったそうで、
淀川も、紀ノ川も、有田川も
今の紀伊水道の中を ( まだ川のかたちで ) 流れていて、
御坊市の辺りが河口だったそうです。
その頃の石器が
有田 ( 旧吉備町 ) で見つかっているのだそうで、
2万年もむかし ・ むかしに
この辺りでナウマンゾウを追い掛けて暮らしていた人がいる。
って想像するだけで楽しいじゃないですか!
で、今の地形で考えたら海の近くだと思ってしまうけど、
そのころには、けっこうな内陸なんです。
どんな感じか見に行ってみたい。
今月の 『 豆の会 』 。
元紀伊風土記の丘学芸員、文化財センター職員
山本高照氏のお話で、
『 人が住み始めた頃の有田 』 でした。

右列手前の栗山さんが、
ご自分の手の中を見つめているのは、
何かもじもじしている訳ではなくて、
山本さんが持って来てくれた

矢じりを見ているところです。
来月の 『 豆の会 』 予定は、
4月17日(木) 13:00~15:00
辻本公平さんにお願いして、
邦楽の演奏とお話です。
場所は、湯浅町伝建地区内
太田久助吟製さんのホールをお借りしますので
いつもとは違います。
2014年03月08日
『 歴史的建造物の保全に係る専門家 』
『 ヘリテージマネージャー 』 養成講座、
全10回を終了しました。
( 修了証には、
地域歴史文化遺産保全活用推進員
と書かれています )

和歌山県では1期生です。
40名で始まった講座を修了したのが35名。
まずまず、優秀だったのでしょうね。
最終日の今日は、
受講生がそれぞれに見付けてきた
文化財的価値のある建物をプレゼンテーションしましたが、
是非残したい建物が沢山あることに感心しました。
和歌山県全体では、
この何倍も、何十倍もあるんでしょうね。
それらの建物が、どんなカタチであっても
まず解体されずに残されることを期待します。
私は、
裕福で潤沢な資金で建てられた建物よりも
その時代 ・ 時代の
“ 普通の暮らし ” をしていた住宅に注目して提案しましたが、
同じような考えでプレゼンした人が意外と多かったことが、
ちょっと予想外でもあり、
嬉しくもあり ・ ・ ・ 。
力を持った人たちだけが歴史をつくってきたんじゃない。
ということが、
理解されてきたということなのだろうと思うのですが、
今から建てられる ( 住宅を中心にした ) 建物が、
同じように理解され始めたら、
もっと街並み ・ 家並みは良くなるのだろうと思のであります。
2014年03月06日
これはイカン ・ ・ ・
ということは沢山あって、
キチンとしている人はキチンとしているのですが、
そっち方向に興味が行かない時期があります。
本業の部分ではないけど、
そこが生命線だったりするんですよネ!
建築家協会のイベントがあって、
展示用パネルのストックが良くなくなっていたので、
事務所の壁に掛けていたパネルをそのまま持っていきました。
こういうのはキチンとしておかなければいけないんですね。
とんでもなく汚れていて、
島さんが見かねてキレイにしてくれました。

とんでもなく 『 ダメなコ 』 の感じです ・ ・ ・ 。
最近、
作品を紹介したり、
自分を表現する作業をとてもサボっていたことを
強く
強く反省しています。
2014年03月03日
精霊飛蝗
今調べて知りました。
『 しょうじょうばった 』 と私たちは呼んでいましたが、
( 間違いではないようですが )
『 しょうりょうばった 』 の方がより正確なようです。
『 軍師官兵衛 』 の役名に
『 お竹 』 という名前があっって、
無意識に 「 おたぁけ ノぉンノン 」 って言ったんですね。
嫁が笑う!
いつもは一緒にテレビなんか観てくれない息子もいて、
「 何それ? 」 って冷たく笑う ・ ・ ・ 。
『 しょうじょうばった 』 の後ろ足を2本束ねて持って、
身体を水平にしてやると
背筋するみたいに、ビヨ~ン ・ ビヨンってするじゃないですか!
あれを小学校の頃 「 おたぁけ ノぉンノン 」 って、
言っていたんです。
「 有田ではそう言っていた! 」 と言うほど
広範囲ではないと思うが、
「 私の小学校ではそうだった! 」 と言い切るほど
みんなが言っていた自信もないが ・ ・ ・ 。
家族に笑われたけど、
『 しょうじょうばった 』 の背筋を
「 おたぁけ ノぉンノン 」 と言います!
2014年03月01日
『 バランスバンド 』
それを見る相手に対して、
想定した結論 ( 結末 ) に向かって、
上手く気持ちを盛り上げさせていくような、
出来れば、
途中にドラマチックな気持ちの変化が起きるような。
そんなことを意識しているように思うのですが ・ ・ ・ 。
そんな作為的なことが嫌いな創り手でも、
受け取る側に対して、
いくらかの演出が効いていないと
過程の苦しみを理解されないんじゃないかと、
どこかにそんな不安が
感じられるものだと思うのですが ・ ・ ・ 。
奥さんが図書館で借りてきた本です。

また、私がさきに横取りして読んでやりました。
幕末から明治の話で、
面白く読んだのですけど、
読んでいる最中から、
初めに書いた創り手の策略や不安を感じませんでした。
モノスゴく興奮もしないけど、
飽きてくることもない、
調度のバランスの幅の中でグラフが上下している感じ!
今までそんな風に感じたのはありませんでした。
小説に限った話ではなくてです。