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2015年04月29日

LEDは万能じゃない!

 昨日の建築家協会和歌山地域会の

年次総会後の懇親会会場だったホテルのトイレです。

( の 多いな ・ ・ ・ )



天井のダウンライトから出た光が

壁に欠き込んだ溝に沿って下までキッチリ届いていれば

壁の中に光のラインが出来て

さぞ綺麗だっただろうと思いうけど ・ ・ ・ 。

残念!

便器の前に立っても

妙に薄暗い壁が目の前にド~ンと迫っているだけ!

( どちらの設計かは知らないし、よくやる失敗ですけどネ! )

 

 光を扱うのってこれくらい難しいんですね。



タイトル通りだったらとても興味深いと思って読みましたが、

ちょっと違って、

内容をタイトルに近づけるのに苦労した感じでした。

けど、収穫もあって

近頃の 「 LED照明は万能 」 というよく解らない常識には

シッカリ論理的に意見しているし、

良く書かれていたと思います。

 

 今まで誰も上手く説明してくれなかった

LEDに対しての私の疑問が2つ

「 こういうことだろうか? 」 という感じで見えてきました。

1つは、

LEDの光は

何でこんなにモジャモジャした感じで不快なのかということ。

2つ目は、

なぜ他の光源と比べて、

LEDの光は遠くまで届かなくて、上手く廻らないのかということ。

どちらもLEDは

ブルーライトが基になっていることが原因のようなのですが、

まだ確信を持てないのでここでは書かないでおきます。

 

 最初のトイレの写真のダウンライトは、

白熱球と同じ仕組みで光っていますが、

それでもまだまだ上手くあつかうのは難しい。

LEDのような出て来たばかりの技術は、

まだまだヒトにとって気持ち良い光を出すようにはなっていないし、

上手くあつかえるようになるには

もっともっと時間がかかるのかも知れません。
  


Posted by CAOS at 14:38Comments(0)日記

2015年04月27日

努力してるからやぁ!

 日曜日は、京都に出張でした。

伺ったお宅で、

大覚寺近くの有名なお店のお豆腐を

おみやげにいただいたのですが、

一緒に聞いたエピソードが冴えていました。

 

 お坊さんが

「 水がいいから、ここの豆腐は美味い。 」

と言ったのだそうです。

それを聞いた豆腐屋のおやっさんが答えて、

「 和尚の字が上手いのは筆がいいからか? 」

 

 この返しとっても好きです。
   


Posted by CAOS at 00:57Comments(0)日記

2015年04月25日

日本語だから怖くない!

ベニシア ・ スタンリー ・ スミスさん

こりゃ 名前覚えられないな ・ ・ ・ 。



和歌山県建築士会の女性委員会の人達が主催した講演会です。

 

 「 土を触ると植物の命を感じる。 」

って、とても気持ち良い言葉でした。

「 日本人の皆さんは手袋して土をいじるでしょう? 」

って、簡単な言葉ですけど考えてしまいました。

 環境と身体を大切に考えている人は、

必ずプラスチックの弊害を言います。

彼女も多くの時間をとってプラスチックをやめること。

プラスチック入りの食材を買ってきても、

必ずビンの容器に移すことなどを強調していましが、

その通りだと思います。

日本ほどプラスチックが氾濫している国はない。

食だけではなくて、

建築でも同じことが言えると私は思っています。

土に戻らない。だけではなくて、

可塑剤が溶けだして脳に悪さすることが解っています。

 

 良い生き方をしている人は、

良い言葉を沢山持っていて、

もう1つ紹介すると。

「 死ぬとき何をする? と訊かれたら、

 たとえ1週間でも家に帰りたい。

 外の風が欲しい。 と思う。 」

と!

外の風が気持ち良く感じられる “ いえ ” でないとね!

 

 たまたま招待券をもらって行ったので、ご招待席でした。

最前列ほぼ中央。



イギリス人と何度も目があったけど、

日本語しゃべっているから怖くない!
  


Posted by CAOS at 17:12Comments(0)日記

2015年04月23日

いい 『 空間 』 だと思いますよ

 何でみんなバラバラな方向見てるんだろ?



『 豆の会 』

今月は、和歌山市内でメンバーの吉田さんのお店

Fazz cafeさんを会場にして食事しながら、

素人主婦集団がリノベーションしたお店を見て、

工事の経過やエピソードを聞いてもらいました。

 

 改めて見ると、

これだけのボリュームを

全く経験のない人達だけでよく完成させたなぁ。

と感心します。
  


Posted by CAOS at 19:15Comments(0)日記

2015年04月21日

良いことも沢山あったと思います。

 タイトルが興味深かったです。



 「 江戸の世が懐かしい 」

明治時代の後半まで、そんなことを言っただけで

危険思想の持ち主だと思われたそうです。

 戦後にもGHQの指導で色々禁止されたと聞くので、

最近では2度、

歴史の継承が途切れたことになるのだろうと思います。

 

 時代が変わって、

外からも新しいモノが入ってくるのは素敵なことだけど、

このときに失われた大切なこともあるんじゃないかな。

そんなことを思っています。

 元々持っていた良いモノは、

もう1度思い出さないともったいない。
  


Posted by CAOS at 18:44Comments(0)日記

2015年04月20日

ペンギンのはく製

が、どの家の床の間にも飾られていた。

という話にビックリ!

捕鯨の町、和歌山県太地町では

南氷洋までクジラ捕りに行っていたから

ペンギンも連れて帰って来ていたのだそうです。

 

 というような話ではなくて、

和歌山大学が主催したブラタイジというイベントに参加して、

19日に太地町の街並みを見てきました。



こんな感じで、

和風の建物にペンキを塗って仕上げているのがこの地域の特徴で、

今もたくさん残っています。

ただ残っているのではなくて、

それぞれにデザインが工夫されているのが楽しいです。





これ、電柱がじゃまやなぁ!

 

 建築家協会事務局の日高さんが興味を持った

この建物の1階の窓。



とても綺麗でした。

今どきはアルミサッシが常識になっているけど、

そんなものを必ず使わなければいけない理由はなくて、

( 理由があるときもあるけど )

木製でつくればこんなことも自由にできます。

というお手本!

 

 撮った写真の数で60枚くらいあるので、

こんな感じで特徴ある建物が、もっと沢山残っていると思います。

理由は色々あると思いますが、

いい加減なものだったらもっと早くになくなっていたでしょう。

今まで残ることができたことを大切にして欲しいと思います。
  


Posted by CAOS at 17:53Comments(0)日記

2015年04月19日

『 まなぶ 』 は、『 真似る 』 だというけれど

 フランクミゥラ買いました。



他人様が持っているものを自分も欲しがるなんて、

滅多にないことですが、

同級生がFacebookで買ったことを書いていて、

ガマン出来なくてすぐに注文しました。

 

 評価されるデザインを最初に発表する人は、

そこに至るまでに大変なエネルギーを使って、

必然の結果としてその答えにたどり着いているのだと思っています。

それを見て後に続く人は、

その 『 本質 』 = 『 精神 』 の部分を感じ取らずに

上っ面だけを真似して、

更に、物珍しさでそれを真似る人が沢山出て来て

なんだか気持ち悪いものが

世の中に沢山溢れ出すんじゃないかと思うのです。

 

 最初の、時計のパッケージです。



本体のデザイン、文字盤のフォント、

良く ( 真似 ) 出来ていると思います。



更に、驚くほど無責任な内容の保証書兼取扱説明書。



これくらい徹底して高級ブランドをパロディにしてしまうと、

こりゃもう、別の 『 精神 』 が宿る気がします。

『 本質 』 = 『 精神 』 を感じ取って真似ることが出来ないなら、

これくらい本気でふざけてもらえれば

かえって受け入れられてしまうなぁ!

と思うのです。

 

 因みに、

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Posted by CAOS at 00:53Comments(0)日記

2015年04月15日

きっと、もっと楽に生きていたよなぁ

 常識だと思われていることで

「 おかしいなぁ 」 と思うことが沢山あって!

 

 日本人の気質を

武士道で語られていることがよくあるけど、

人口比で圧倒的に少ない武士の気質を

現代の日本人全体に当てはめるのは無理があると思うんですね。

 住宅のつくりは、お勤めされている家でも

農家型がベースになっているような間取りの方が

大手のハウスメーカーも含めて多いのに!

 明治から昭和の初めまでは戦争する国だったから

みんなが武士道の精神を持っている

ということにした方が都合良かったんじゃないかと思うのです。

 

 こんなん読んでみました。



いくつかの結論。

・江戸時代の百姓は、

 現代の普通の人ほど自分の土地を

 自分だけのモノだと思っていない。

 ( 地域全体が生活共同体でないと生き残れない )

・時代劇で表現されているほど、

 百姓はしいたげられていないし、

 割と楽しんで生きていた。

・武士道なんてことを言い出したのも江戸時代からで、

 日本の歴史はその前の方がもっともっとながくて、

 武士道も含めて常識なんて簡単に変化してしまう。

 

 地域性もあるし、百姓の中にも貧富があっただろうし、

その時々で変化もしたと思いますが、

イメージよりは強く生きていたのだろうと思います。
  


Posted by CAOS at 13:12Comments(0)日記

2015年04月13日

『 歴史ある喫茶店が存在しない町には文化もない 』

この一文がなければ、

他人様に紹介するほどの内容はない本だったけど ・ ・ ・ 。



もう少し前の部分から書くと、

『 これらの喫茶店をはしごするだけでも、

 京都には一朝一夕ではたどれない

 文化が息づいていることがわかる。

 歴史ある喫茶店が存在しない町には文化もない。 』

 

 最近増えているような何種類かのタイプの喫茶店。

私も居心地が良くて好きなお店がいくつかあるけど、

そのお店も含めて、

20年後、30年後に同じように行く気がするか。

まして、

70年、80年となると、

建物自体が存在できていないでしょうね。

・ ・ ・ きっと!

 

 “ 歴史 ” が話題になるほど、

キッチリとつくり込まれたお店が

地域に1件や2件あったらうれしいなぁ ・ ・ ・ 。
  


Posted by CAOS at 12:34Comments(0)日記

2015年04月11日

やるなぁ! とらや!

 土曜日夕方、

毎週BSの 『 男はつらいよ 』 を楽しみにしています。

山田洋次監督は妥協がない人だと思っているので、

場面の細かい部分まで

何か意味があるんだろうと考えてしまいます。

 

 とらや2階の窓ですが、

こんな感じで “ 桟 ” が入っています。



で、真ん中になる部分がスリガラス。

周りがトーメイガラスです。

普通にすると、

逆に真ん中をトーメイガラスで、

周りをスリガラスにしたくなる感じですが、

逆なんですね。



部屋の向かいは印刷工場で、

2階は工員の寮で、若者が何人も住んでいます。

 

 上のパターンの方が、

トーメイガラスの面積が大きくなって、

お互いに視線が通ってよく見えてしまいそうですが、

実際には、視線を止める効果が高くなる。

下のパターンの方が窓の外の風景に注目してしまう。

 

 「 目で見る ( 見える ) 」 という物理的なことと、

「 目線が通り抜けようとする気持ちを止める 」

という心理的なこととの違いなのだと思いますが、

“ 見える ” ことと “ 見る ” こととは違います。

 

 そこまで考えて とらや が作られているかは解りませんが、

映画の中での設定との関係では、

とても良く出来ているように思います。
  


Posted by CAOS at 22:00Comments(0)日記

2015年04月07日

『 窓 』 は切り取る装置

 だらだら広がる風景よりも

一部だけを切り取った方が詩になる。

 

 フレームの外は永遠につづく風景になり、

永遠につづく時間になる。

 

 一枚の写真と、

その時間を短く語ったエッセイで見開き。



 

切り取った風景と、短い言葉だけなので、

世界は読む側の気持でさらに広がる。

 とても豊かになれる一冊と出会った。
  


Posted by CAOS at 23:17Comments(0)日記

2015年04月05日

「 遠くの神さんありがたい・・・ 」

なんて言うけど、

簡単に行けるような距離に貴重なモノがあっても

なかなか関心の対象になりにくいモノで!

 



和歌山市から大阪側に峠を1つ超えた山中渓。

紀州街道沿いにある旧庄屋屋敷です。

山中渓は何度も通っていますが

こんな家並みがあるのを知りませんでした。



こちらは、山中宿本陣跡です。

数百メートルの間に、

何軒も貴重な建物が残っています。

 

 車で移動して、熊取町。



熊取交流センター 煉瓦館です。

煉瓦の建物って、

ある時代の建物の様式をよく残していることが多いので

色々な場所で保存されていますが、

私が見た範囲では、

これだけのボリュームで残っているのは多くありません。

元紡績工場の建物です。


のこぎり屋根の構造は、

効率良く質の良い外光を採りいれるのにとても理にかなっていて、

私は普通の住宅でもこれを応用して使っています。

 煉瓦の壁だけを残して中庭に改造したデザイン上手い!



 

 煉瓦館のすぐ隣の大庄屋中家です。







とにかく大迫力!



で、かつ繊細!



この建物で1番格の高い座敷ですが、

その長押の木目と、



その隣の部屋の長押の木目。



建築では常識ですが、

この使い分けが面白いんですね。

 

 最後が、田尻歴史館 ( 旧田口房蔵別邸 ) です。



この建物も紡績で大成功した人の別邸だと聞いたと思います。



写真奥の窓のデザイン。

〇〇モドキな感じではなくて、

キチンとここに必要なデザインをされている感じが良い!

同じような意味で、



壁の飾り棚にニッチとか言って

いい加減につくられたものをよく見ますが、

どうせつくるなら、

これくらいキチンとつくらなければいけない!

( すぐ脇のエアコンは感心せんけど! )



 この掃出し窓のガラス。



今ではどうと言うこともないけど、

まだプニョプニョひずみがあって、

気泡の入っているような時代のものです。

この時代でこれだけ大きなガラスを使えたことが驚き!

 

 木造棟2階の座敷の窓ですが、



こういう考え方好きです。



2階に居ながら地上の庭に視線が届くし、

床を這う気持ちの良い風が通るんですよね。

古い建物ではよく見かけるのに、

最近の建物では誰もしない ・ ・ ・ 。

私はするけど!

 

 最近はずっと参加をサボっていた

『 有田の民家を考える会 』 の企画で、

久しぶりに参加しましたが、

とても良い建物に沢山触れる貴重な1日でした。

  


Posted by CAOS at 23:09Comments(0)日記

2015年04月02日

『 潮騒 』

 去年、

舞台になっている神島に行く直前に1度読みました。

神島から帰って来て、

しばらくしてからもう1度読みました。



この間、なぜか資料の間に挟まっているのを見付けて

また読みました。

 

 多分、高校生の頃にも読んだと思うのですが、

その時の印象は覚えていないけど、

1つの小説をこれほど短期間に3度も読むことは珍しいです。

 

 1度目は、「 ここに出て来る場所をシッカリ見て来よう! 」

って、ロケハンしているみたいな感じ。

2度目は、見てきた場所を確認する感じだったかも知れません。

3度目の今度で、物語を味わったのかも ・ ・ ・ 。

 

 “ 美しい ”

三島がスゴイとはいえ、何せ古いんですね。

最近の作家のように、

巧みで感動的な言い回しやストーリーの展開はなくて、

比べたら、とても無骨な文章みたいな気がするけど、

美しくて、

爽やかで、

けどちょっと切なくて ・ ・ ・ 。



どんなことでも同じなのだと思いますが、

美しい要素を組み合わせることが

美しいものを創るのではなくて、

素朴な素材でも、その1つずつを上手くあつかえば、

結果、美しいものが出来上がるんですね。

 そのあつかい方に

繊細なこころづかいが必要なのだと思うけど。
  


Posted by CAOS at 00:58Comments(0)日記