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2013年12月18日

だから気が抜けない と言う訳ではないけど

 建築の仕事は、

その時々で消えていくものを表現している訳ではないので、

そこにずっと存在し続ける怖さを感じるときがあります。

 外から見た感じだけではなくて、現実に

リフォームの仕事を受けて現地調査をすると、

何十年も前の職人さんがどんな仕事をする人だったか、

そんなことがみんな見えてしまうんですね。



 同業者から

「 ちょっと一緒に見に行ってくれないか。 」

と、相談を受けて見に行った建物です。




平屋の住宅ですが、

とっても良くデザインされて、

プロポーションが上手くとれた建物でした。

( 後に良くない改造がされていますが )



 これだけ綺麗な建物をつくれる大工さんが、

何故こんなに雨仕舞が悪い仕事をしたんだろうか?

雨漏りがなければ

まだまだこんなに傷んでいなかっただろうに。

私は不思議でした。

 聞けば、デザインは先代のお婆ちゃんがして、

大工さんはそれに従っただけなのだとか。

そのままお話を信じれば、

お婆ちゃんはスゴくセンスの良い人で、

大工さんは ( 失礼ながら ) あまり冴えた人ではなかった。

ということでしょうか?



 建ててから何十年も後にそんなことが見えてしまう。

それも建築なんですよねぇ ・ ・ ・ 。

 何十年も前には

設計だけを担当する人がいなかったので

仕組みが単純ですが、

今から同じ年数が経つと、

「 この設計者は ・ ・ ・ 」 みたいな話も出てくるのでしょう。
  


Posted by CAOS at 00:30Comments(0)日記