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2014年11月26日

『 山本家住宅 』

 いつそう決まったのか解りませんが、

有田で建築にかかわるイベントをするときには、

私が担当することになっているみたいです。

 

 有田市で、こんなに歴史的 ・ 文化財的価値の高い建物が

残っていることを知っている人は少ないだろうと思います。

私も何年か前に写真を見せてくれて人がいたので

たまたまこの建物のことを知っていましたが、

今回有田市から見学会の開催を依頼されるまでは、

これほど貴重なモノだとは知りませんでした。

 

 有田市港町の 『 山本家住宅 』 は、

紀州藩士を務め当地の開発を担った山本家の住宅遺構で、

主屋は19世紀前半に建設されたと考えられている

書院造の座敷遺構で、正面に式台玄関を構えていて、

山本家6代当主貞信が10代紀州藩主徳川治宝を

何度も当家に迎えている由緒ある建物です。

 

 この建物の保存活用を検討する必要に迫られていることから、

まず地元で知ってもらうことが大切だろうと

有田市役所から建築士会有田支部に見学会の依頼があって

23日に実施しました。



元々は、たいそう良い材料を使った立派な建物ですが

大変な傷み様で、

当初予想を大きく超えて40名以上集まったのは嬉しいけど

「 建物大丈夫だろうか? 」 と心配するほどでした。



 解体修理以外の選択肢はないという専門家の判断ですが、

すぐにできることではないので、

まず雨漏りを止める処置だけでも!

というのが現実です。

 

 今後、この建物をどう活用するか。

真剣に検討しないと、手遅れになって

私たちの大切な財産が失われてしまう危機です。
  


Posted by CAOS at 00:56Comments(0)日記