2017年01月09日
『 杉のきた道 』
知り合いの大工さんが先輩格の人から、
「 桧ばっかり触っていて一人前になったと思うな。
杉が扱えないとダメだよ!」
というような意味のことを言われた話が印象的でした。
随分以前の話ですが、
“ 木 ” って一様じゃないんだな。
と知るきっかけになったエピソードです。
少し解ってくると、
たしかに “ 杉 ” はとても魅力的な建材で、
大工さんでなくても扱いにくい建材だと思うようになります。
ちょっと面白い本を読みました。

一口に “ 杉 ” と言っても一様ではない。
説は色々あるけど、『 ウラ日本型 』 と 『 オモテ日本型 』
に分類できるという考え方は面白い。
この説では九州では質の良い杉はできにくい感じになるし、
実際そうなっている気がします。
正倉院の校倉造と言われる壁が、
三角形の木で積み上げられている理由。
西洋と日本の木造建築や木造船の違いの理由。
などなど、ながく気持ち悪く引っ掛かっていたことが、
この1冊で随分整理された気がします。
古本で買ったので、前の持ち主のスケッチがありました。

登呂遺跡から発見された板材の用途を推測したもので、
アカデミックな文体でメモが書かれていて、
この人のキャラクターが想像できる感じなのですが、
残念ながら随分無理やりな部分が多くて、
これでは証明できなさそうです。
「 桧ばっかり触っていて一人前になったと思うな。
杉が扱えないとダメだよ!」
というような意味のことを言われた話が印象的でした。
随分以前の話ですが、
“ 木 ” って一様じゃないんだな。
と知るきっかけになったエピソードです。
少し解ってくると、
たしかに “ 杉 ” はとても魅力的な建材で、
大工さんでなくても扱いにくい建材だと思うようになります。
ちょっと面白い本を読みました。

一口に “ 杉 ” と言っても一様ではない。
説は色々あるけど、『 ウラ日本型 』 と 『 オモテ日本型 』
に分類できるという考え方は面白い。
この説では九州では質の良い杉はできにくい感じになるし、
実際そうなっている気がします。
正倉院の校倉造と言われる壁が、
三角形の木で積み上げられている理由。
西洋と日本の木造建築や木造船の違いの理由。
などなど、ながく気持ち悪く引っ掛かっていたことが、
この1冊で随分整理された気がします。
古本で買ったので、前の持ち主のスケッチがありました。

登呂遺跡から発見された板材の用途を推測したもので、
アカデミックな文体でメモが書かれていて、
この人のキャラクターが想像できる感じなのですが、
残念ながら随分無理やりな部分が多くて、
これでは証明できなさそうです。